あなたの両親の関係がヒロインの旅の始まり。

ブリスベンの河合ゆうきです^^

モーリーン・マードック著
ヒロインの旅ー女性性から読み解く〈本当の自分〉と創造的な生き方

社会や外側からの評価のために一生懸命生きる人生から、本来の自分を思い出し、ありのままの自分の価値を感じ信頼して、幸せに生きる人生へのシフトのプロセスです。

このプロセスは女性だけでなく、競争から調和や統合に向かうこれからの時代に、多くの人のガイドになるはず。

だから、このプロセスをシェアしたい!と心から感じ、ヒロインの旅シリーズをつづっています。

今日は、ヒロインの旅の始まり「女性性からの分離」「男性性との自己同一視と仲間集め」「試練の道」

女らしさを離れて:母娘の関係と葛藤

ヒロインの旅は、女らしさ、女性性を否定することから始まります。

ヒロイン自身は、そんなことには気づいていませんが、女らしさや女性性とは「母親」であり、時に母親を象徴するものも含まれています。

娘は母との関係に葛藤を抱える。これが始まりです。

それは、良い母親、悪い母親に関係なく同じであり、女性は母親との関係に一度は悩むことがあるのです。(ここでの良い母親、悪い母親とは娘個人の主観的な判断で感じているものをさします。)

そこには、社会の女性に対する価値観や制度、振る舞いの影響が、家庭では母親に深く影響しているからです。

神話研究者のジョゼフ・キャンベルは、英雄は常に古い秩序を壊して、新しい時代や社会を創ると言っています。

それはつまり、神話の法則でのヒーロー、ヒロインの旅のヒロインが倒す怪物とは、古い体制や社会の価値観であるということです。

女性が「ヒロインの旅」で戦っていく怪物は、古い価値観や体制、社会の女性に対する古い秩序などですが、それが色濃く投影されるのが母親であり、そんな母親を拒絶することからこの旅は始まっていきます。

しかし、ヒロイン自身は母親への感情が、社会の価値観といったもっと大きなものに向けられているなんて気づいてはいません。

女らしさや女性性を否定している段階では、ヒロインは母親の育った時代や家庭背景などを考慮することはできません。

母親の言動がそういったものに影響されていることには気づいてもいないのです。

だから、目の前の母親を見て感じた感情が全て。

そして、母親の拒絶とは、同性であることへの拒絶となり、女らしさの否定になります。

母のアーキタイプ(象徴するもの)は二つある。

一つは無限の愛を注ぐグレート・マザー(太母)。もう一つは停止や抑圧、死を表すテリブル・マザー(恐ろしい母)。どちらも人が幼少期までに感じ取る。

子供の自我が発達するまで、母親のやさしさは肯定的な力、無視や過干渉は否定的な力と認識される。

大人は母や女の力をテリブル・マザーと感じがちだ。母親の時代背景や家庭環境を考えずに欠点だけを見るから、否定的な母親像が心に残る。

自己主張が強い女は目障りな女、自己主張ができずに嘆く女は愚痴っぽい女。娘は母親の姿を記憶に焼きつける。

母親は女の生き方の雛形だ。

その母親が無力だと、娘は「女は損だ」と感じ、母親と同じ轍を踏むまいと躍起になる。「『なすがまま』と自然体でいる母に憤る娘は多い。」この憤りに自分で気づくまで、娘はその反動で行動し続ける。


ネガティヴ思考の母親を見た娘は一刻も早く母離れしたくなる。

「母のようにはなりたくない。似ているのさえ、嫌」。

この言葉の裏には、自分が自分自身の母になるのを恐れる心理が隠れている。

マトロフォビア(母親恐怖)と呼ばれるものだ。

非常い深い心理であるため、母親は意識的に理解できない。

離れていく娘を見ると、恩知らずで身勝手に、自分を嫌って去ったのだと感じてしまう。

娘も自分が恩知らずであるかのように感じる。

喜んでもらえないと不安になるし、自力で幸せになろうとしない母親に怒ってもいる。


「才能が発揮できなかった母親は娘を過小評価し、目を背ける。または逆に、娘に過度な期待をかけて苦しめる。」

母親が発するメッセージは複雑だ。

「私のようにならないでね。でも、私のようになりなさい。」

「頑張って成功しなさい。でも成功しすぎてはだめよ。」

どちらが本音かわからない。娘が男のようになろうとするのも無理はない。

自力で成功して褒めてもらえるのはそちらの方だから。

引用元:モーリーン・マードック著「ヒロインの旅 女性性から読み解く<本当の自分>と創造的な生き方」

男らしさに自分を近づける:男性に対するどんなイメージをもつか?

母親に対する感情、女性性に対する拒絶から、ヒロインの旅は男性性へと自分を近づけていきます。

この時のヒロインは、男性的な世界を健全で楽しく見ていて、社会での成功や自立、評価を得ようと男らしくなっていくのです。

つまり、男らしくなるということは、社会で評価されたり、結果を出すということでもあります。

ヒロインが男らしさに近づけようとする時に、ヒロインの身近にどのような男性の存在があるか?がその後の旅に影響を与えます。

父親の存在や父と娘の関係はその一つで、父親が娘に対して肯定的に関わるかどうかや、母親と父親の関係などもヒロインのその後の生き方に影響をしていきます。

特に、父親がありのままの娘を受け入れ、信じ励ます態度を持っていることで、娘・ヒロインは社会に出ていく自信を育み、自尊心や自己肯定感を持つことができるようになります。

一方で、肯定的な男性が身近にいなかった場合、ヒロインの自尊心は傷つくことが多く、自己肯定感も低くなります。

自分に自信がなく、自分の不完全さを常に感じることで、完璧主義に偏ることもあります。

その為、社会的には成功をしていても、情緒的に不安定な事も多く、心の繋がりや精神面でのつながりを感じることが苦手になります。

この第二段階でヒロインは、女性性を否定しながら男性社会の中で成功しようともがきだします。

この時に、健全な男性性のロールモデルを得ることができると、ヒロインは自尊心を育み、誰かに媚びなくても良いことを知り、その後の社会的成功にもつながっていきます。

しかし、男性性のロールモデルが否定的であったり、暴力的である場合は、満たされない心の欠乏感を埋めるように社会で必死にもがいていくことになるのです。

「ヒロインの旅」の中では「ハートのある男」の存在の重要性が書かれています。

父親が娘を受け入れれば、社会に出る自信がつく。ありのままの自分を愛する男性像を心に得て、素直に努力できるようになる。

そのような男性像を「ハートがある男」と心理療法家リンダ・レナードは呼んでいる。

彼は「やさしく、あたたかで、強い。」恐れずに怒りを受け入れ、愛し、前向きに進む。

「冷静で我慢強いが、前進する力もある。それは彼が流れに逆らわずに今を生きているからだ。

仕事も遊びも楽しみ、どこにいても、心がどんな状態にあってもリラックスしている。

直感的でセクシーな大地の男だ。高い精神性を持ち、創造力に富んでいる」


父親や、それに準じる男性とのポジティブな関係があれば、娘は肯定的な男性像を心に描く。

その男性像はヒロインの旅をずっと支えてくれる。

ヒロインは自分らしくあるために何をすべきかを探す。

自分に嘘をつかず正直に生きるには、人に頼らなくても大丈夫、と実感することが大切だ。

ヒロインが人生の旅の初めで培う能力は社会で強く生きるのに役立つ。

引用元:モーリーン・マードック著「ヒロインの旅 女性性から読み解く<本当の自分>と創造的な生き方」

ヒロインが直面する試練

女性性を拒絶し、男らしさに近づきながら旅に出るヒロインを待ち受ける試練。

それは、やはり社会の女性に対する価値観、イメージ、暗黙の了解のような古いしきたりなど。

女性は親や結婚相手に頼るものと言う古い考え方から、依存という言葉と戦わなければならない。

社会的に自立して、結婚をし子供を育てる時には、キャリアと家庭との両立の中で「良い妻」「良い母」というイメージと戦いながら、ヒロインの内側にある本来の欲求との折り合いを探さなければならない。

本当は本音に従っても良いはずなのに、周囲からの目や社会の価値観に飲み込まれながら、必死で成功を目指す。

古い体質や価値観、社会の仕組みの中で(神話の法則、男性的な価値観の世界)、ヒロインも一生懸命ヒーローの様に進む。

しかし、行く先々でヒーローのようには歓迎されない現実や、我慢を強いられる現実に向かい合っていかなくてはならないのです。

ヒロインは暗黙のルールの正体を暴かなくてはならない。

自分がそのルールをどう捉えて自分を納得させているのかも。


ヒロインは自分がどう人に頼るかも検証することが大事だ。

過去や現在、人を傷つけまいとして自分の意見をひっこめたことはなかったか。

あるとしたら、じっくり自分の本音を探し、自分の欲求がノーマルで自然なものだと気づかねばならない。

今いる場所でそれが満たせないなら、抜け出す権利がある。


自立と出産の問題に直面すれば、社会の変化や男性の援助の必要性に気づくだろう。

役割分担や行政の対応が柔軟になれば、「女は人に頼らねばならない」という見方も変わる。

ヒロインが自分を犠牲にしないで済む。

女は女のやり方で自主性を持ち、物事をやり遂げ、愛して育てる力があると認識できるはずだ。

引用元:モーリーン・マードック著「ヒロインの旅 女性性から読み解く<本当の自分>と創造的な生き方」

ヒロインの旅のそれぞれのケース私の場合

「ヒロインの旅」には著者のクライアントの様々なケースが登場します。

様々なパターンの中には、近いと感じるものもあるでしょう。

そして、ヒロインの旅をシェアしてみると、千差万別の様々なケースがあることがわかります。

表層は違って見えていても、心根で感じている葛藤や不安、渇望は共通していることが多く、そこからヒロインの戦う怪物や敵が、社会的な価値観や大きなマジョリティの考え方だということが見えてきます。

私の場合は、前回も書いたように、母方の祖父の存在がとても大きく影響しています。

子どもの時、祖父母とは普段は離れて暮らしていましたが、私の家族を支配しているのは祖父か?と感じるものがありました。

のちに叔母から聞いてわかったことでもありますが、

公務員として勤めあげ、社会の中では貢献をした祖父ですが、家庭の中ではまた別の話。

酒癖が悪く、祖母に対する言動もひどく、単身赴任で子育ては時々帰ってきては口を出すものの、普段は全て祖母任せ。

父権国家を築いていた存在でもあったようです。

そんな祖父は、私が祖父の言ういい子でなければ母のことを怒るのです。

そして祖父は、本人のいないところで私の父と母のことを色々と言う(かげぐち)。

両親に限ったわけではないですが、いない人のかげぐちを言うのです。

そんな祖父が許せないと感じていました。怒りですね。

と同時に、そんな祖父に言い返さない母にも怒りを感じるものがありました。

だから、気づけば「母のようにはならない。反面教師だ。」と思うようになり、

祖父を見返すために、表裏がなく人に誠実で、社会的にも自立した大人になると決めたのでした。

そして、婿養子だった父と祖父の関係も強烈で、私には父が祖父にいじめられているようにしか見えませんでした。

だから、私が家族を守らなければと感じてもいました。

これが私にとってのヒロインの旅の始まりです。

私にとっての当時の男性像は、きっと祖父だったことでしょう。

それくらい強烈に焼きつけられていましたし、肯定的ではなかったと思います。

だけど、私が自尊心や自己肯定感を育めたのは、父の存在のおかげだなと、「ヒロインの旅」を読んで感じるようになりました。

私をそのままに受け入れてくれるのを感じていたし、妹が入院していた時期は父と協力して家のことや末の妹の面倒を見たりして、仲間のような存在でもありました。

だから、当時の私は母よりも父の方が好きでした。

母は入院しがちな妹につきっきりだったこともあるし、妹二人の世話で大変な母には、私がしっかりせねばと思っていたので、せっせといい子を続けていました。

それでも父はそんな私に気づいていて、不器用だけど気にかけてくれていることを感じる言葉をかけてもらっていました。

ただ、祖父から家族を守らなくちゃという使命感から、人に頼ったり甘えることができなくなっていった部分もあり、それが苦しいと心から感じたのは18歳で家を出てからのことでした。

ヒロインの旅とこころの傷の癒し

これは私のパターンですが、ヒロインにはそれぞれに、様々な周囲の人との関係のなかでのヒロインの旅があります。

表面的に見えないだけで、みんな内面では葛藤や不安、闇との直面を経験している。

そして、このヒロインの旅を通して、自分の人生を振り返ることは、その当時抑えてきた感情に気づくことや、両親を新たな視点で見ることができるようにもなります。

ヒロインの旅をシェアする会に参加しながら、私はこれはインナーチャイルドワークのようだなぁと感じていました。

もし生きづらさや母や父との関係に葛藤を感じているなら、「ヒロインの旅」を通して自分の人生を振り返ってみることをオススメします。

きっと今は気づいていない大切な感情に気づけるはずです。

そして、その感情をきっかけに必要な癒しや、感情の解放が始まっていくことで、本来の自分で生きる人生へのシフトがスタートします。

次回は第4章「成功の幻想」からシェアしていきます。

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誰もが一生懸命に人生を生きています。その中で、この社会や世界に適応し、うまくやっていくために、様々な本音、感情を抑えるようになっています。その結果、社会生活はできたとしても「何かが違う」「満たされない何か」を違和感を感じ、「本当の自分」「本当の人生」を探そうとします。

 

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