看護師、家族として、胃が痙攣するほどの怒りからの気づき。

ライフコーチ河合ゆうきです。

 

オーストラリアで、現在家族が在宅ターミナル期を過ごしています。

がんの終末期ということで、ブルーケアナースと呼ばれる訪問看護を利用して、痛みのコントロールをしながら自宅での生活をしています。

自宅らからこそ、好きな時間にシャワーを浴びたり、大きなテレビで音量を気にせずテレビを見たり、家族がやってきて会話しているのを眺めたり、ベッド、車椅子、ソファを自由に選択して、たくさんのクッションを使って体勢を整えられる。

口からの水分摂取も、栄養摂取もできなくなって1ヶ月が経ちますが、その生命力には驚かされるものがあります。

 

大好きなシャワーも、椅子に座りながら、酸素を使いながら1時間くらい浴びる。ちょっと疲れるけど、サムアップしながら笑って出てくる姿を見ると、私の中には喜びがあります。

そんな瞬間を私は支えられる存在でありたいのだと、看護師だった時も感じていたことを思い出しています。

 

大学病院でたくさんの患者さんと家族に関わり、最期の時に立ち会うこともたくさんありました。

病院を選択することの方が安心な人は、それでいいと思います。

でも、自宅で過ごしたいと願うなら、そのための調整をして、自宅で過ごすこともできます。

大切なことは、本人がどのように過ごしたいか?

私は大学病院での看護の中では、時間的、物理的、人員的な制約の中で、患者さんのニードに応え切れないもどかしさをたくさん感じました。

大学病院を退職後、訪問看護や訪問入浴をを始めた時、自宅で暮らしている人たちを支える看護に喜びを感じました。

病院とは違い、暮らしているその人と家族を中心に、様々な工夫を凝らしながら望む暮らしを整える。

その人らしく生きることを助ける看護がそこにはあり、そのための勉強や知識は看護の領域はもちろんですが、日常の様々なことが気づき、学びとなる日々でした。

それが私はとても楽しくて、嬉しくて、これが私が取り組みたい看護だと感じたのです。

ワーホリから戻ったら、地域看護を中心に私のキャリアを考えようと思っていたくらいでした。

 

と、そんな風に私はその人らしい生活、人生をサポートすることに喜びがあります。

家族の看護をするときも、その本人と家族の要望、気持ち、願いを叶えるためにできることをする。

そんな毎日です。

 

そんな中、先日ひさびさに、私は胃がキリキリと痙攣するほどの怒りを感じる出来事がありました。

 

それは、利用している訪問看護で、これまで我が家には訪問をしたことのない看護師がやってきた時の出来事。

 

簡単に書いてしまえば、その看護師は、療養している本人と家族がどんな思いで在宅療養を選択し、日々弱っていく中でも本人の希望を叶える生活をしているかを一切考慮していない言葉を発言し続けたのです・・・

これはその一部なのですが・・・

 

「その状態だったら、ベッドで横になっているべきです」

→ やせ細り、骨ばっている状態では、20個の枕やクッションを使って体位を整えたとしても、ベッドだけではなく、ソファや車椅子で過ごす方が本人にとっては安楽であり快適なのです。家族と関わったり、テラスで過ごしたり、その瞬間を精一杯生きているのです。

「いずれ、病院に入院すべきです」

→ 「病院で最期を迎えたくない。自宅で最期を迎えたい」という本人の希望を叶えたいと、家族は覚悟を決めて日々ケアしているし、私も元看護師としてできることや、最期が迫った時はできる限りサポートすることを決めています。

 

これを読んでどんなことを感じるでしょうか?

 

私は、ちょっとびっくりした後に、胃がブルブルするほどの怒りが込み上げ、その後は悲しくなったのでした。

ちなみに、ブルーケアナースの車に掲げられているビジョンは「 Live life your way」、それなのに、まったくその人の生き方をサポートする姿勢ではない・・・と思いました。

怒りがブルブルしていた時は、

  • オーストラリアの訪問看護のスタッフ教育はどうなっているのか?
  • 患者の情報共有はどのようにされているのか?
  • 訪問看護の基本は、家で暮らしたいという、その家族の希望を叶えることではないのか?
  • 看護教育(大学、専門などの違い)や臨床での経験の差でこういうことが起きるのか?
  • 人の違いか?
  •  そもそも看護って全人的看護が基本ではないのか?

など、思考でたくさんの声が渦巻いていました。

 

そして、家に帰ってから、相方にそのことを話していると、悲しくなって涙が溢れた私。

冷静になり、なぜこんなにも怒りと悲しみを感じたのか?

自分を見つめると、そこには私が人生の中で一番大切にしていることを改めて確認することになったのです。

 

私は目の前で見えるリアリティという現実だけではなく、それまでのストーリー、思い、意志や感情などといった、そのリアリティの背後にある目には見えない部分を含めて、目の前のこと、人に関わることを大切にしたい。

 

それは、全人的な関わりを大切にしたいと表現できます。

 

特に看護であれば、ただ医師や診療の介助ではなく、その人を看て本来のその人の治癒力を高める、その人らしく生きられる、人間の尊厳を尊重する関わりをすること。

 

大学で看護学を学んだ時、最初はよくわからなかった看護学も、実際の臨床で患者や家族と関わる中で、その意義、奥深さを実感し、看護学が示す全人的看護への探究をし続け、看護を誇りに思うようになりました。

 

実際、血圧や脈拍数などのバイタルサインのチェックや、薬の投与、清潔を保つケアなどは、その技術だけでよければ今後はAIで十分な仕事です。

 

それでも生身の人間、それぞれの人生を経験している人間が看護をすることが必要なのは、

 

人間は全人的な存在だからです。

 

身体的、精神的、社会的、霊性的

という側面をもち、それらが複雑に関連しあっている存在であり、今生きるリアリティを創り出しているからです。

 

身体的・・・身体、日常生活での動作におけるもの

精神的・・・心理的な側面、感情や感覚

社会的・・・経済、仕事、家庭、人間関係など

霊性的・・・人生を生きる意味、価値観、生死感など

 

たとえば、健康でありたい、幸せでありたいと人が表現する時、その人にとっての健康や幸せを定義し決定づけていく背景には、こういった側面があります。

 

どれか一つだけ良好であったとしても、それでは心から健康や幸せとは言えないはずです。

 

それぞれの人に、それぞれの最善のバランスがあり、それを全体として整えていくことが、本来のその人らしい生き方となり、その人に必要な癒しや成長が起きていくのです。

 

こういった部分をまったく前提にしていない関わりを受け、私は看護師としてのあり方に怒りを感じたのです。

 

そして、私はこれまでの人生でずっと、この全人的な関わりを大切にしてきたのだと確認したのでした。

 

だから、とても悲しくて、家族の痛みとともに傷ついたのでした。

 

今、このタイミングで胃が痙攣するほどの怒りを感じる出来事が起きる。

 

私が何を大切にこの人生を生きていくのか?

私はこれまで何を大切にいきているのか?

変容のための気づき、何を手放し、何をコアに生きるのか?

 

それに気づかせてくれる体験となりました。

 

実は、胃が痙攣するほどの怒りを感じた場面はここ数年本当にありませんでした。

 

で、振り返ってみると、

過去にこんなに煮え繰り返るほど怒った経験は

 

・看護師新人時代の御局様の看護師としての態度と関わり

・高校時代の新顧問のワンマン運営

 

といったエピソード。

 

怒った理由は全て今回と同じで、リアリティの背景にあるものを考慮せず関わり、人を傷つけているということでした。

 

あまりにも胃が痛くて、夜は早々寝込んだ私でしたが、大切な気づきをひろい上げた瞬間、私が今すべきことや、フォーカスするポイントがみるみるとわかってきました。

 

さらには、ちょうど今日占星術の定期セッションを予約していて、そこで大切なヒント、今手放すことの気づきをいただきました。

 

一つ一つの出来事は、プロセスとして繋がり流れているのだと実感しています。

 

今、私はこれまでの人生経験がまた新たな視点で繋がり、自分を信じる力が問われていることを感じています。

そして、新たなチャレンジも始まっていくことを感じています。

 

このブログを読んでいるあなたにも、今回の私のように、血が遡るような怒りを感じることはありますか?

 

もしびっくりするくらいの怒りを感じる経験があるとしたら、そこにはあなたにとって本当に大切なことがあるからです。

 

感情は全て、自分らしさを知ることにつながり、自分らしく生きるコンパスになります。

 

感情を避けて思考で合理的に処理したり、社会や外側の批判で終わるのではなく、その感情の根本にある、自分にとって大切な鍵を見つけていきましょう。

 

どんな感情にも、必ず今気づくべきメッセージがありますからね。

 


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